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季節性インフルエンザウイルスが我々が生活してる環境に存在した場合、2-8時間くらいで、ウイルスは感染する能力を失うと言われているようです。
今回の新型コロナウイルス、すなわちSARS-CoV-2の場合は、季節性インフルエンザウイルスに比べて、しぶとくウイルスとしての活性を保っているため、思った以上に厄介な印象です。
SARS-CoV-2を培養すると、ウイルスの感染力は、4℃で2週間ほぼ安定していて、37度で2日間も感染する力が残っているようです。
◆SARS-CoV-2は冬の環境では、どこかにウイルスが付着していた場合は、いつでも感染する可能性が高いことを気にしないといけないようです。真夏でも、ウイルスがいる場所によっては数日間感染する可能性があると考えた方がよさそうです。
さらに、様々な環境でSARS-CoV-2の感染力を調べると、紙やティッシュでは3時間、木や布では2日間、ガラスや紙幣では4日間、ステンレスやプラスティックでは7日目まで感染できる状態が続いていたようです。
以上は、論文によるデータです。 Lancet Microbe, 2020, April 2, 2020.
◆このように、SARS-CoV-2というウイルスは、とてもしぶとく感染力を維持して、その付着した部位の材質、付着した部位の環境によっても、感染する力が残っているとても厄介なウイルスだということが分かりました。
ですので、こういったことを頭に入れておく必要があると思います。
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