新型コロナウイルスが身の回りに存在した場合の対処法
Jan.8,2020

 
 季節性インフルエンザウイルスが我々が生活してる環境に存在した場合、2-8時間くらいで、ウイルスは感染する能力を失うと言われているようです。

 今回の新型コロナウイルス、すなわち
SARS-CoV-2の場合は、季節性インフルエンザウイルスに比べて、しぶとくウイルスとしての活性を保っているため、思った以上に厄介な印象です。


  SARS-CoV-2を培養すると、ウイルスの感染力は、4℃で2週間ほぼ安定していて、37度で2日間も感染する力が残っているようです。


 ◆SARS-CoV-2は冬の環境では、どこかにウイルスが付着していた場合は、いつでも感染する可能性が高いことを気にしないといけないようです。真夏でも、ウイルスがいる場所によっては数日間感染する可能性があると考えた方がよさそうです。


 さらに、様々な環境でSARS-CoV-2の感染力を調べると紙やティッシュでは3時間木や布では2日間ガラスや紙幣では4日間ステンレスやプラスティックでは7日目まで感染できる状態が続いていたようです。
 以上は、論文によるデータです。 Lancet Microbe, 2020, April 2, 2020.

 
◆このように、SARS-CoV-2というウイルスは、とてもしぶとく感染力を維持して、その付着した部位の材質、付着した部位の環境によっても、感染する力が残っているとても厄介なウイルスだということが分かりました。

 ですので、こういったことを頭に入れておく必要があると思います。


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 ◆上記から、可能性としては、まわりに感染者がいないと思われる時空間でも、1週間前までにさかのぼると、感染者の多い東京都レベルでは触れた部位にウイルスが残っているかもしれないことを想定して、何かに触れた後は、手のアルコール消毒が欠かせないと思われます。

 ◆本日1月8日において、地方都市レベルでは、まだ100人くらいの感染者が出ていても、クラスターの発生がメインだと思われるので、それほど市中に感染者がいるかもしれないと恐れる必要はないと思われます。