毎年2月の中旬頃から5月下旬頃にかけて、スギ花粉、ヒノキ科の花粉が飛散し、
これらの花粉症をお持ちの方にとってつらい季節だと思われます。特に今年は
今までにない飛散量の花粉が飛ぶだろうと予想されています。(平成17年記載)
 この花粉症の症状をできるだけ軽減する方法について記載いたしました。
 ご参考になればと思います。
 
*下の方にスクロールすると全内容がご覧いただけます。
注1)抗原とはアレルギーの原因となる物質だと簡単にご理解ください。
注2)アレルギー反応には4種類のタイプがあるといわれています。
T型アレルギーはアナフィラキシー反応といわれ、アレルギー反応を引き起こす抗原に
さらされると、アレルギー反応を担当する細胞から、アレルギーの反応を誘発する種々の
化学伝達物質が放出され、短時間のうちにアレルギー症状を示す状態です。

 一般的には上記の方法を行えば症状を軽減できると思われますが、耳鼻咽喉科の
専門の先生方は下記のごとくの情報を提供してくれています。ご参考になさって下さい。
1.苦しくなった時に薬を使って症状を押さえること、そのような対症療法
  だけが花粉症の治療ではありません。

2.花粉症の対策は予防が主体であり、苦しくなってからの治療では満足の
  いく効果を得にくいと言われています。

3.減感作療法や手術療法を加え、予防することもあります。

4.花粉飛散の初期から抗アレルギー薬の内服を開始しこれを続けるのが
  他の予防より簡便であり、有用性も高いのです。

5.花粉症の非常時に用いられる薬剤(セレスタミン)を長期間用いないようにしましょう。
  また翌年以降に用いないで済むように予防を徹底しましょう。

6.花粉症が翌年以降、自然に治ることはあまり期待できません。

7.症状を繰り返すことで鼻が過敏になったり、寝不足やイライラ感などから
  全身が過敏になったりすると、花粉症の治療が難しいといわれています。
  これは、症状と過敏性亢進がお互いに悪循環の形で繰り返されることに
  よると考えられています。

花粉症対策グッズについて1例をご紹介いたします。
 自分自身、花粉症には縁のない人間だと思っていたのに、本年初めて花粉症を発症しました。今日採血をして抗原が何なのか調べています。
 
 まず、予防が大切。私は本日から抗アレルギー剤を内服しないことにしました。というのもひとつの試みです。上記を守ってみます。予防=抗原との接触をできるだけ避けることと考えています。

 *この服は学生時代に友人がアメリカで語学留学した時に買って来てくれたジャケットです。
 私の好みの色なのですが、いまだに使用しています。帽子は以前golfに興じていた際のものです。これらは表面が比較的つるつるです。
 玄関先で花粉を払って、さらに玄関で粘着テープで花粉を取って中に入ります。
 いわずもがな、花粉症用のマスクです。99.7%の花粉を防ぐことのできるフィルターが入っているそうです。99.7%と言うのはウソ臭いですが、かなり効果があります。息苦しくはありません。めがねをかける際はめがねの鼻あてをマスクの上にのせて押さえ込むと上部からの花粉の侵入も防げます。
 このタイプがお勧めだと思います。
 就寝中も息苦しくなく装着できますよ。花粉の時期、花粉に油断しないようにしましょう。
 これが昨日ホームセンターで見つけたものです。衣類に花粉が付着するのをできるだけ防ぐものです。防水スプレーと発想は同じだと思います。意外と効果がある気がします。
 これの表示に花粉を「破裂させないこと」と記載されています。

 そして、自宅内に花粉を持ち込まなければかなり楽になり、現在抗アレルギー剤を飲んでいませんが、大丈夫です。ただし、わずかの花粉が家の中をただよっているようで、自宅内でも上記のマスクをできるだけしています。
 最終的には、家族全員で花粉を家の中に持ち込まないようにするしかないと思います。家族全員の協力が必要なのだと思います。
 その他の方法として、水道の水で小鼻付近まで水を吸って何度も洗っています。眼も外出した後は、水道の水で洗います。
 
注:小鼻付近までを洗う目的は、鼻の中の毛に付着した花粉を洗い流すことです。

 
☆さらに次回時間があったら色んな役立ちそうなグッズを見に行って来ようと思っています。追加いたします。
 マスク等の実演です。サングラスは顔が解らないようにわざとかけています。マスクの上部を押さえ込むのが意外といい方法です。めがねも曇りません。帽子はつばつきのキャップが良いと思っています。
 めがねも写真のようにウルトラマン風のがサイドから花粉が入りにくいと思います。一般のものではできるだけレンズの大きなものが良いと思います。
 
 どうみても不審者ですが・・。この時期仕方がありません。
 
*もし、警官に職務質問されたら、はっきり花粉症ですと言いましょう。
 上記以外に気管支喘息やアトピー性皮膚炎で多用されている環境整備について、記載いたします。
 気管支喘息やアトピー性皮膚炎の方はダニやハウスダストを如何に自宅内から減らすかということが重要です。花粉症についても、自宅内に侵入した花粉を減らすことが重要になると思われます。

 1.掃除機はダニを外に放出しないタイプに変更しましょう。

 2.カーテンや、カーペットにはダニやハウスダストが付着しやすいように、花粉も付着していると考えられます。粘着テープで頻回に掃除する、あるいはカーペットをこの時期だけしまってしまうのも良いと思います。またカーテンは表面ができるだけつるつるのものに換えて、上記の付着防止のスプレー、「花粉ブロック」で花粉が付きにくいようにスプレーしましょう。
「花粉ガード」はぬるぬるするのであまりよくありません。(使用法については花粉日記をご覧下さい)

 3.
ぬいぐるみや毛羽立ったものはダニの温床になります。同様に花粉も付着しやすいと思います。できればこの期間だけビニールを被せておくか、ケース等に収納しましょう。

 4.床の掃除は掃除機だけなく、クイックルワイパー(これは商品名ですが)etcを使って、できるだけ花粉を除去しましょう。

 5.また台所や風呂場、トイレなどの換気扇を一日中回して、花粉を外に出すのも手だと思います。

以上思いついた点を記載いたしました。もっといい方法があるかもしれません。お試しください。

< back >