花粉日記(花粉初心者のための)

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4月の各日に飛べるようにいたしました。
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< 平成17年4月6日 (水曜日)>

 花粉症初心者の私にとって、結構つらい毎日が続いています。
 皆様の参考になればと、日記風に予防対策等を記載しようと思います。

 さかのぼってみると、3月上旬頃から兆候が出ていたような気がします。その頃は特に鼻や、目に異常はありませんでした。ただアレルギー反応が高揚しているのか(アレルギー反応成立準備状態とでもいいましょうか)、気分が高揚気味でした。
 3/21次男がインフルエンザBになり、同時に感冒も併発していたのか、私も鼻かぜ、微熱となっていました。この際鼻水が全く何をしても止まらず、鼻腔入り口に綿球をいれて鼻水が垂れてくるのを防ぎながら、マスクをしていました。感冒薬で3-4日後には完全に改善。ところが、その後も夕方になると頭痛が生じ、左の鼻だけ鼻水がでていました。
 免疫能が低下していて、また風邪をひいたのかと思っており、頭痛は消炎鎮痛剤で治していました。今思うとこの頃から花粉症が発症していたのですね。鼻かぜによって、鼻粘膜が炎症を起こして、弱くなったところへ花粉がアタックしてきたのだと思います。
 
 その後、4/2の土曜日は久々天気のいい日で、自宅の車を洗車していました。その2時間後から鼻水が左側だけちょろり・・。この時初めて花粉症だと気づいたのですね。

 現在スギ、ヒノキ、他にダニ類、ハウスダストも念のために感作されているか、調べています。明日くらいに結果が報告されてくると思います。多分ハウスダストにもやられていると思います。

 ここ数日とても天気がよく花粉の飛散量はピークになっているのだと思います。こうなると、もう防ぐしかありません。スギ・ヒノキ花粉症を知るをご参考ください。
 現在抗アレルギー剤を内服せずに、まだ5日間しか経過していませんが、マスクと自宅内への花粉を持ち込まないことで、比較的easyに経過しています。

 うちの奥さんも花粉症10年選手・・。今は全然たいしたことなく、今日もテニスに行ってきたとか・・。初心者の私にはunbelievableです。帰ってきてそのまま花粉をつけて、トレーニング服を着ています。→素人の方は絶対に真似をしないように・・。しばらくして、鼻がぐずぐずして、目が痒くなってきました。
 家の中には花粉を持ち込まないようにしましょう。

 本日の治療方法は、診察中は上記マスクをして診察しています。ただ今部屋の中に花粉がいるようで、鼻腔を水で洗って、。鼻用の噴霧ステロイドを噴霧しました。本日1回目。
 昨日は診察時、SARSに使用されていたN95マスクが必要でした。3回鼻用の噴霧ステロイドを使用しています

 *鼻用の噴霧ステロイドは鼻粘膜のアレルギー的炎症を徐々に改善してくれるものです。即効性はありません。これを使用する際は、まず予防するのに限ると思います。
 症状のひどい方は、耳鼻咽喉科の先生にご相談ください。


 今日の結論:所詮内科医の考えることかもしれないと思いました。

< 平成17年4月7日 (木曜日)>
 
 今朝は夜中から雨が降っていたので午前中に飛散した花粉は地上に落ちていると思います。でも朝から徐々に晴れてきて、現在快晴の天気です。
 今日もかなりの花粉が飛ぶと思われます。

 昨日花粉ガード(ぬるぬるした方)を使用してみました。散布した液体が浸透圧の高いぬるぬるしたもので、きっと表面活性剤かなにかが含まれていて、SARSで石鹸が有効と言われたようにそれを応用したものではないかと思いました。表記には特許の関係か表示されていません。
 
 ぬるぬるするので、どうするか・・。いい方法を思いつきました。

 散布した液がぬるぬるしていますので、床等がぬるぬるになります。
 そこで、カーテンの場合その下方に新聞紙を敷き詰めて散布すると良いと思います。大事な家具、電化製品等にもかからなくてよさそうです。

 今日1日ぶりに外に出ました。防護すれば抗アレルギー剤なしでも.十分に大丈夫だと思います。インフルエンザといっしょで、予防が一番だと思いました。でもこの時期、意外とマスクをしている人は少なく、わずか2名のみでしたね。これは医師の情報伝達不足といえるのかもしれません。

 今日の結論:みんな無防備過ぎますね・。花粉に対して。国道では黄砂+花粉が舞い上がっていました。本日車のポーレンフィルター(花粉予防フィルター)を新品に換えてきました。どれだけ効果があるのかわかりませんが・・。だんだん慣れてくると鼻粘膜が鈍感になってくるのでしょうね。


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< 平成17年4月8日 (金曜日)>


 今朝駐車場の無断禁止予防のポールをどかしにいったら、自宅前に置いてある自宅の車の上にうっすらと黄色いほこりが一面にこびりついていました。これは、黄砂なのか花粉なのか・・?深夜は大雨でしたが、雨でうるおった雄花が成長し、大量の花粉を飛散させるのだと想像しました。

検査結果が返ってきました。なんとスギ、ヒノキは陰性。ハウスダスト類、ダニ類も陰性でした。
 この時期違う花粉がとんでいるのでしょうね。広いエリアで症状が出ていましたから、とりあえず防御するに限ると思いました。昨日アカシアの花粉に感作されている方が来られました。

 現在抗アレルギー剤なしで7日目。今日は噴霧ステロイド2回使用。
 家族に花粉の除去を徹底させ、現在自宅内ではマスクなしでも大丈夫です・。
 医院は人の出入りがあるのでどうしても花粉が入り込みます。マスクをして防いでいます。

 今日の結論:症例報告物の事実を発見しました。現在2社のメーカーに検索をかけています。netで調べても現在不明ですね。
 意外とスギとヒノキ以外に感作された方がいるのではないかと想像されました。
 やはり予防が一番だと思います。この時期には、他にハンノキがありますが、この木は1000mクラスの山に生えているのではないかと思います。平地まで降りてくることはないような気がします。と思って調べてみたら、平地のそれも沼地に生える木でした。これははずしたかもしれません。でも次回他のものが解ったら調べてみるつもりです。結果待ちですね。
飛散した花粉を顕微鏡で見て、調べるしかない印象です。

 ハンノキを調べて見ると・・。むちゃくちゃさみし〜樹木でした・・。こんなのにやられているのかと、思ってしまいました。
 金沢市のこの辺には沼地はないのですが・・。

 追加:
マスクの洗濯・・マスクは唾液中のたんぱく質の変性等でにぐさくなります。しかし、上記のいいところは洗って再利用できるガーゼなのです。ぬるま湯に中性洗剤(うちはジェル)で軽く洗って、陰干しすれば何回か使えそうです。いらぬお金を使わなくてすむ印象です。

< 平成17年4月9日 (土曜日)>


 
快晴。昨晩は寝室に花粉がいないようで、初めてマスクなしで寝ました。朝には軽度の鼻づまりが生じていましたが、噴霧剤(市販の即効性のもの)で改善しています。一番楽な夜だったと思います。

 本日は診察時花粉症の方が結構来られました。家族が花粉症と言う方も・・。これらの方々に予防の必要性について数分程度ですが説明し、私が抗アレルギー剤を内服していないことを説明しました。たくさんの患者さんの出入りがあったので、診察室は花粉だらけになっていました。目はしょぼしょぼ、鼻はまま大丈夫もぐずぐずしていました。11:30頃患者さんが途切れたので、自宅に上がって、すぐに鼻を洗い、目を洗っています。
 今朝はステロイドの噴霧を忘れてしまい、今1回目・・。
 まあまあ調子がいいところでしょうか。
 
 今日の午後、奥さんの車もポーレンフィルターを新品に換えてきました。効果は如何なものでしょう・・?明日車内の花粉もコロコロで除去するつもりです。外に放置してある車は比較的花粉の暴露を受けていると思われるので、本日運転中はマスクを着けたままでいました。
そのため全くOKです。
 
 本日の感想:やはり花粉症を問わずT型アレルギーは予防および環境整備が重要だと思いました。

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< 平成17年4月10日 (日曜日)>

 今日も風の強い快晴。午前中は南〜南東からの風が15-6m/sの強さで吹いています。今は西向きの風・・。
 今朝は軽度の鼻づまり(左側だけ)がありましたが、血管拡張剤の噴霧はしていません。と言うのも昨晩、突然左鼻から鼻血が出たからなのです。できるだけ刺激しないように本日から血管拡張剤の噴霧は中止しました。
 
 今日は登山家用のめがねを探しに、大型スポーツ店に行って来ました
。今時はあまりいいめがねがありません。North Faceというアメリカのアウトドア専門メーカーのものが唯一置いてありました。高かったけどそれにしました。その後、そのめがねに度付きレンズを入れるため、実家の近くの大型スーパーに行って来ました。

 
今日は風が強いので、車を止めるのにも気をつけます。風が強いからです。
 できるだけ旗がなびく方向を、助手席側にして、止めたり、建物の影に止めたり、風に向かって止めたり・・。こうするだけで車の中に花粉が入り込むのを防ぐ事ができます。当然、窓は締め切って、エアコンは入れっぱなしですね。

 車の中は、現在安住の地です^^・・。マスクを外していてもOKなのですね。


 本日は噴霧ステロイドも使用していません。でも防御することで、ほとんど症状はでていません。

 今日のまとめ:外に出ないと全く大丈夫です。家の中の花粉をできるだけ除去しましょう。とはいえ本日ちゃんと往診も1件しています。18:30頃から雨が降り始めています。ものは試しでマスクなしで外に出てみました。当たり前ですが何も起こりません。これも使えますね・・。庭をお持ちの方は、細かいミスト状の水を家に入り込まないように常時散布しておく。どうでしょうか。
 スギ花粉の撮影に成功しました。これは外に放置されていた車につもったチリを調べたものです。
 赤の矢印がスギの花粉です。大量に存在しました。ヒノキも多数ありました。他の花粉も結構ありました。青の矢印は黄砂です。大陸から運ばれて来た訳ですね。上空5000mを飛んできたものです。倍率は400倍です。

< 平成17年4月11日 (月曜日)>

 
昨日は気温が28-9度maxでありました。今朝は15度くらいでしょうか。花粉もしぼんでいるかと、思いましたが、その後は徐々に気温が上がって、今日も大量の花粉が飛んでいると思います。
 院内は人の出入りが激しいので、マスクは外せません。眼が一時しょぼしょぼして、抗アレルギー剤の点眼を一度行っています。
 昼休みに、天気がいいので少し周りを散歩しました。やはり山のほうから海に向かって5〜10m/sの冷たい風が吹いています。外に出ているときは、当然マスク、帽子、つるつるのジャケットを着ています。
 昨日もですが、本日も現在のところ、噴霧ステロイドも使用していません。
 巨大な写真を挿入しました。赤の矢印がスギ花粉ですが、半透明な同じようなものは全てが花粉です。丸くないものは破壊されたスギあるいはヒノキの花粉です。この200倍の視野の中に多量の花粉があるのが解ると思います。
 今日のまとめ:だんだん書く事がなくなってきました。今日は自宅は不快指数10%。医院は60%でしょうか。外はマスクをしていれば不快指数20%でしょうか。

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< 平成17年4月12日 (火曜日)>

 今日は寒い日でした。朝は10度ちょっとくらいでしょうか。朝から往診に行って来ましたが、白衣を羽織って、帽子をかぶって、マスクをして車に乗り込みます。その方の家の中へも、花粉症がひどいと話をして、帽子をかぶり、マスクをしての診察です。午後からは雨が降っていますので、楽勝ムードですが、ここは手を抜かずにマスクは離さないで身につけています。

 このように予防すれば全く何もおこらないのですね〜。不思議なくらいです。だんだん頭もクリアになってきました。花粉症のせいでやや気分が高揚していましたが、もう大丈夫ですね。

 今日のまとめ:自宅の不快指数は15%・・やや悪化傾向・・家族が花粉症のことを忘れようとしています、喝を入れないといけません。医院内は55%と雨が降っているので改善傾向。外は雨ですので楽勝ですね10%です。もう何も書かなくてもみなさま大丈夫かもしれませんね。多分私の場合は、来週くらいで花粉症から開放されるかもしれません(推測)・・。


< 平成17年4月13日 (水曜日)>

 今日も午後往診でした。午前中は早朝まで雨が降っていたので、路面も濡れていて花粉は道路の脇に追いやられているのでしょうか。10時くらいから晴れてきました。今日も最悪の状態が続きます。今日の往診時も普通の白衣を羽織って、いつものケーシータイプの白衣に付かないようにして行きます。帽子もかぶってゆきます。
 帰ってきたら、やはり鼻がぐずぐず、今しているマスクではすり抜けるくらい小さな花粉あるいは花粉の断片なのでしょうね。
 
 本日は、いやな予感がしたので、噴霧ステロイドを朝、昼と行っています。
 これはいったい何の花粉なのでしょうね。不明です。このように不明の花粉が3種類はありました。(400倍)頻度的にはとても少ないですね。花粉症の原因になるとは思えません。ハンノキの花粉は水に合うと、比較的早期に破裂してしまう印象です。生理食塩水等に入れてせいぜい1日もつかどうか。ハンノキの頻度は高そうです。スギ>ヒノキ>ハンノキという印象です。
 今ほど近くの本屋さんに行って来ました。店内は花粉がかなりあるようで、マスクをしていても鼻がぐずぐずし始めました。本日来られた奥さんの友だちも、花粉症上級者、日曜日に子供の野球で河川敷にいたそうですが、相当症状がひどくなったようです。予防対策を徹底するようにお話をしました。

 今日のまとめ:まだまだスギやヒノキは飛散のピークを超えていないようです。徹底した花粉予防対策をとるようにしましょう。抗アレルギー剤なしで12日目。
 不快指数;医院15%、自宅11%、外40%(マスクをした状態でです。)
先ほど医院にマスクなしで降りてしまいました。ちょっと鼻がぐずぐず。でも30分は耐えれました。医院での掃除は掃除機は一切使っていません。床をクイックルワイパーで拭くだけにしています。


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< 平成17年4月14日 (木曜日)>

 もう花粉は結構という感じですが、そこは自然の摂理にかなうものはなく・・。今時がピークなのではないかと想像しています。私の場合は来週いっぱいで開放されそうですが、スギやヒノキは今月いっぱい大変なのだと思います。頑張りましょう。予防を徹底して!?
 本日は大手町の内科相談の担当医として、大手町まで行って来ました。マスクは常時身につけて外に出ます。大手町の健康センターの中はビルなので比較的花粉が少なく、軽度の鼻水が出る程度です。
 一方、車は車庫の中に入っているので、花粉の暴露は最低限にできます。皆様も風向きには注意して車を止めましょう。車の中が安住の地になります。

 ハンノキと思われる花粉の写真を新たに、本日サンプリングしたものから写真を撮りました。ご覧下さい。
 400倍の顕微鏡像です。赤の矢印がたぶんハンノキですね。結構新鮮なサンプルには存在します。といってもスギやヒノキの1/10以下程度です。青の矢印は破裂したスギの花粉です。破裂した中からでてくるタンパク質が抗原になるのでしょうね。黄緑色の矢印はアカマツ(ウラジロモミかもしれません)のようですが、こいつは人様には何もしないと思います(飛散量が少ないということからだけいえることだと思います、杉林より密度が少ない・・)。細かい断片は花粉の断片です。スギの花粉が約30-300μmなので花粉の断片(タンパク質かもしれません)はマスクを素通りするかもしれません。N95マスクしか防げない?のかもしれません。
やはり暫く放置したプレパラートでは、ハンノキはほとんど破裂しています。

 今日のまとめ:私のアレルゲンとなる花粉はハンノキの可能性が高そうです。この次の日曜日にでもどのあたりに生えているのか確認してみようと思います。同じような方が4月以降2名いらっしゃいます。保存した血清で調べてみようと思います。
 まだまだスギ・ヒノキの花粉症の方は大変だと思います。予防を徹底して、できるだけ楽に生活しましょう。
 不快指数;自宅30%、医院35%、外60%(マスクをした状態で)
 本日ハンノキにて気管支喘息が発症する事実を見つけてしまいました。一昨年の冬場に喘息様の症状が出ていた事がありますが、ハンノキだったのでしょうか。

 千葉県船橋市の花粉観測データです。ここをクリックしてください。
 

< 平成17年4月15日 (金曜日)>

 今日は仕事が終わって、夕方に外に出ました。コンビニへ買い物です。帰ってきて、眼がしょぼしょぼしています。これから高岡町の文化ホールですこやか検診の説明会があります。外に出ると思うだけで、憂鬱な気分になります。雨が降りそうな気配。雨でも降ってくれれば最高なのですが。
 本日は医院の中に結構花粉が飛び交っています。眼から涙が出ました。
 
 すこやか検診の担当医療機関への説明会に行って来ました。片町の東急ホテルの駐車場に車を止めて、高岡町まで徒歩で行きました。帽子をかぶってマスクをしているので皆がじろじろ・・。気にしません!花粉症ですから。会場内は2/3程度が埋まっています。皆が持ち込んだ花粉で結構眼がしょぼしょぼしています。マスクは外しません。
 

 今日のまとめ:繁華街には一人の方がマスクをしているだけ、それも通常のマスクです。これでは防御できませんね。ホールの会場にも数名だけマスクをしています。結構年配の方・・。これも通常のマスクです。情報伝達不足なのでしょうか。
 
 花粉症は予防をすれば薬を内服する必要性がなくなるのではないかと思い始めました。
 不快指数:医院35%、自宅15%、外(マスクをして)50%


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< 平成17年4月16日 (土曜日)>

 午後休診なので、実家へ車で行って来ました。外は東北向きの風(海から山に向かっている)なので、花粉は飛んでこないだろうと思っていました。でも念のためマスク、帽子、暑いけどジャケットを着て外出です。メガネにレンズが付いたと連絡があり、ついでに取りに行って来ました。
 杜の里のイオン内の眼鏡屋さんです。着けてみると完全にサイドからの花粉は防げそうでした。でもメガネというよりゴーグル・・。仕事中には着けれそうもありません。お遊び時用ですね。
 明日写真だけUPしてみます。

 夕方、下の子供と近くのコンビニへ買い物へ・・。昼間東北向きの風だったので、花粉はあまりいないだろうとマスクをせずに外へでてみました。体に付着するのは避けたいので、ジャケットと、帽子は着けて出ます。出てみると北向きの風に変わっていました。ちょっとためらいましたが、そのまま出てみました。本日は花粉があまり付近に運ばれていないようで、帰ってきてから鼻が少しぐずぐず、眼が軽度しょぼしょぼ・・。自宅に戻ったら、鼻と眼を洗いました。その後は特に問題ありません。
 風向きが大きな問題なのだと思いました。獅子吼高原方面から、北西に向くかぜが吹いていると、このあたりは花粉だらけになってしまいます。

 今日のまとめ:不快指数:医院25%、自宅10%、外(マスクなしで)30%


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< 平成17年4月17日 (日曜日)>

 今日も快晴の一日。北西の風が吹いています。北陸の天気がこんなに良いことはすくないですよね。これで花粉さえなければ最高なのですが・・。午前中は自宅で趣味の時間をつぶしていました。
 午後は次男とハンノキを探して、獅子吼高原近辺〜鶴来方面を探索してきました。
 花粉を警戒してN95マスクを装着して、昨日買った登山用のメガネをはめての探索です。
 半分トレッキングになりました。
 しかし、ハンノキは生えていません。どこにあるのでしょう??杉林のなかでおじいさんが仕事をしていたので、聞いてみました。その辺りには生えていないということでした。でも、ハンノキはスギのような高木の場所には生えそうもありません。その付近を捜してみました。全く生えていません。熊が出るので注意とあり、スギの枝を念のため持って結構山の中まで入りましたが、すべて杉の森です。この近辺には生えていませんでした。ほかも探しましたが全く生えていません。花粉はどこから飛んでくるのでしょうね。
 杉の森・・こんな高木が生えていると、ハンノキのような低木は生息が無理ですね・。
 森の中を歩いていると、道端に可憐に咲く紫の花が・・。植物は不得意科目なので何か??
 思わず写真だけ撮ってみました。
 写真にすると普通以下なのですが、道端に咲いたきれいな花という感じです。
 ついでにゼンマイがオニのように生えていました。今日の夕食用に少しだけ摘んできました。
 この花粉も飛んでいるらしいですね。これだったりして・・。私のアレルゲン・・。

 だんだん花粉が少なくなってきているのかもしれません?今日は森林の中をN95マスクで歩きましたが、外していても大丈夫だったのかもしれません。森林の中は杉の花粉だけだろうから、私にはno problemですもんね。森林浴だけ楽しんできました。子供にゼンマイを教える事ができましたし、良い一日だったと思います。

 今日のまとめ:不快指数;医院10%、自宅5%、外(マスクをして)15%


< 平成17年4月18日 (月曜日)>

 今日は2回だけ外に出ましたが、今朝はマスクなしで出てみました。ジャケットは着て、帽子はかぶっています。家の中に花粉を持ち込まないため・・。ちょっとだけ鼻がぐずらでしたが、今朝は全く大丈夫でした。昼休みのときは、北東よりの風、まあ大丈夫でしたね。
 医院の中は花粉が床にいるのか、今朝冷えていたので温風ヒーターのファンを回したら、あっという間に眼がうるうるしてきました。
 
 だんだん私の花粉は少なくなってきているのでしょうか。同じような方の採血の結果・・。ハンノキが陽性の方はおられません。今のところ・・。この時期のスギ・ヒノキ以外の花粉は何なのでしょう。見つけ出した方には懸賞金を差し上げたくなります。Wanted! Which pollens?
 


 今日のまとめ:私の花粉は終焉を間近にしている印象です。でも様子をみて手を抜かないようにします。
 不快指数;医院12%、自宅5%、外(マスクなしで)30%


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< 平成17年4月19日 (火曜日)>

 今朝は始業前にちょっとだけ散歩して、その際マスクなしで歩いてみました。no problemでした。でも念のため、自宅に戻った後、鼻を洗い、眼を洗っています。
 診察中もとくに大丈夫そうでしたが、患者さんが持ち込む花粉だけを気にして、診察中はマスクをしていました。
 
 診療終了後・・。あるものを買いに白山市へ車で行きました。車の中は、完全に花粉はいません。目的の店に入るときも、ちょっと気をつけてできるだけ鼻で深く息を吸わないようにして、マスクなして店内に入ってみました。特に症状は起こりませんでした。

 もう本当に私の花粉症の原因の花粉は減少しているようです。奥さんは今日もぐずぐず、大変そうです。スギ、ヒノキのかたはまだまだ先が長いようですね。

 これが軽登山用の紫外線プロテクター付きのメガネです。両サイドや鼻の部分から紫外線が眼に届きにくくなっています。近視ですので度付きの紫外線カットレンズを付けてあります。当初はミラーグラスでした。モデルはミロのビーナスです。

 今日のまとめ:徹底した予防が可能の方は、内服なしに頑張りましょう。うちの奥さんのように徹底できない方は、抗アレルギー剤を内服しながら、外出の際は必ずマスク、メガネ(サングラス等)を着けましょう。
 不快指数;医院10%、自宅5%、外(マスクなしで)10%


< 平成17年4月20日 (水曜日)>

 今日は雨が降っていたので楽勝です!?外に出る際、一応マスクをして風向きを確認します。山に向かって吹いているときは楽勝モード・・。マスクをはずします。
 夕方仕事が終わってから、買い物に出かけました。マスクはしていません。軽く雨が降っていたので、さらに楽勝モードです。
 帰ってきて、念のため鼻を洗って終了です。
 本日帰ってきた採血の結果で、今までスギ花粉といわれていた方(10年以上)が、RASTという検査で陰性!その方はハンノキも陰性でした。こはいかに?違う花粉がいることだけは証明された印象です。Which pollens?

 今日のまとめ:不快指数;医院20%、自宅5%、外(マスクなしで)10%


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< 平成17年4月21日 (木曜日)>

 今日はどちらかというと東北向きの風、楽勝パターンです。とはいえお昼頃は山からの風も吹いていました。念のためマスクをして、夕方コンビニへ歩いて行って来ました。帰りはマスクを外して歩いてみました。なんともなさそうです。

 夜は久しぶりに研究会に行って来ました。B型慢性肝炎の新しい治療薬の使用方法を勉強しに行って来ました。とてもためになる話でしたが、我々のような開業医が行う治療ではありません。専門病院の専門医が行う治療だという印象でした。
 
 その会場は日航ホテル、地下の駐車場には花粉がほとんどないから、楽勝です。会場について。暫くすると鼻がぐずぐずし始めました。会場内にいる方々のスーツに付いていた花粉が飛び交っているのでしょうか。すぐにマスクを着けました。人の大勢いるところには、この時期あまり行きたくないものです。知ってる先生の隣に座りました。その先生も花粉症・・。抗アレルギー剤をしっかり飲んでいるそうです。私が花粉予防対策のみをして、内服していないといったら、「そんなこと患者さんに言っても誰もしないわ」と言われてしまいました。私はちゃんと指導すれば理解してもらえると反論していました。予防が大事だということ、意外と認識されていないようです。
 
 今日のまとめ:不快指数;医院10%、自宅0%、外10%(マスクなしで)
 スギ花粉情報です。金沢市を選択して下さい。たいした飛散量ではなくなっているようですね。ここの情報が100%信頼できるわけではないと思います。杉のたくさん生えている地域の方はもっと多いかもしれません。
 
< 平成17年4月22日 (金曜日)>

 今日は朝から寒い日、東北向きの冷たい風が吹いていました。午前11時過ぎから激しく雨が降った後、夕方まで雨が降ったりやんだりでした。昼休みに用事があって、外出しました。マスクなしです。全く問題がありません。私の花粉はほとんど飛散していないと思われます。
 
 
久しぶりにLinksに入れてあるPubmedでpollinosisと検索してみました。イトスギ(ゴッホで有名な・・=セイヨウヒノキ)花粉によるアレルギー性鼻炎がヨーロッパでも問題になっている印象です。スペインの論文をみると、小児において容易に花粉症による喘息が生じているようです。イトスギが最もポピュラーなようで、他にシラカバ、スペインプラタナス、オリーブ、牧草などがあるようです。日本ではハンノキとキリンソウしか喘息発作がないような事が書いてありましたが、そうでもないようですね。先日来小児の方で乾性咳だけが症状の方が数名来院されました。この方々も花粉とやはり関連があるのかもしれません。もう少し調べてみようと思います。

 今日のまとめ
 不快指数;医院5%、自宅0%、外0%(マスクなしで)。医院内はまだ花粉が部分的に残っているようです。
 明日にでも先日行った杉林をマスクなしで歩いてみようと思っています。スギ・ヒノキの花粉がなんともないことを確かめるために・・。

 
 4/13に見つけて、何の花粉かわからなかったのですが、本日解りました。なんとシラカバでした。この時期に北海道ではシラカバの花粉症が流行しているそうです。石川県でも今は下火のようですが、3月〜4月にかけて山奥から飛散してくるのでしょうか。これが私の原因かもしれません。ヨーロッパではシラカバ花粉の気管支喘息も知られているようです。
 明日シラカバが生えていそうな場所を探してみようと思いました。
 以下にnetで見つけたシラカバの記載を参照として転載します。

 シラカバ花粉症の患者に口腔アレルギー症候群
(Oral allergy syndrome)(OAS)を合併することがある。これは特定の野菜や果物を摂取した数分後に、口唇や舌の腫れ、口腔内の掻痒感などの局所症状が現れる即時型の食物アレルギーのことで、時には蕁麻疹や、アナフィラキシー・ショックを惹き起こす。OASを起こしやすい食物として、リンゴ、サクランボ、モモ、ナシなどバラ科の果物、プラム、メロン、スイカ、アンズ、キウイ、ビワなどの果物、ナッツ類、セロリ、トマトなどの野菜などが報告されている。シラカバ花粉とリンゴ、サクランボなどのバラ科の果物との間に交差反応があるためと考えられる。
 *注)最近ではスギ花粉症でも上記OASが生じる症例が報告されている
  そうです。
   学校給食時の食べ物にも今後注意が必要だということでした。
   アナフィラキシーショックが起こる可能性があるからですね。

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< 平成17年4月23日 (土曜日)>

 本日は午前中はほとんど無風、午後からは東北向きの風、快晴です。
 午後セイモアスキー場付近へでかけ、シラカバの木を探してみました。シラカバはほとん半径40km内には生えていませんでした。といっても見える山の斜面に限ります。セイモアスキー場の奥には数本のシラカバがありました。もっとあるとすれば、金沢市近郊では白山スーパー林道まで行かないとないかもしれません。ということは5-60kmは離れています。そこから飛んでくるのでしょうか・・。また、杉林の中を、マスクなしで歩いてみました。no problemです。今日は全くマスクなしで過ごしました。なにも起こりません。スギやヒノキの花粉はやはり大丈夫そうです。
 なぜスギ・ヒノキの花粉の中を歩いたかというと、プリックテストという検査で陽性でも、血液のRASTという検査で陰性の方がおられるらしいですが、プリックテストで陽性の場合スギ花粉症と判断する場合が多いと言うことを読んだからです。ひょっとして私もプリックテストが陽性なのかもしれないと考えたからです。でもスギやヒノキで私の場合花粉症は起こらないようです。
 
 ではWhich pollens?また振り出しに戻ってしまいました。
 このあと、石川県の樹林公園に行ってみました、標高200mくらいの場所です。人工的にシラカバが植えてありました。落葉広葉樹林ですので、今の時期新芽が出て、ようやく葉っぱが少し生えていると言う程度です。この場所では・・。これだけを見てみると、花粉症の対象にはならないかもしれません。
 シラカバが6本生えています。これが花粉症の原因になるとは思えません
 これがシラカバの葉です。どうみても新芽から生えた葉っぱだけです、雄花はありません。平地に生えているシラカバと自然のシラカバとは異なる可能性があるかもしれません。

 4/10にサンプリングした生理食塩水に入れていた花粉、もう一度しつこく見てみました。まだ花粉はほとんど保存されているようでした。破裂せずに残っていました。ハンノキと不明の花粉を2種類写真で撮りました。プレパラートにカバーガラスを載せて暫くすると、これらの間にある気泡が光源の熱で膨張して気泡が広がり観察不能になります。迅速に見る必要があります。
 この際、ハンノキとシラカバが1滴のスポイトで取った生理食塩水の中に何個含まれているか数えてみました。ハンノキの花粉22個、シラカバの花粉14個です。思ったほどの差はありませんですね。シラカバの花粉が存在する事実は、これが花粉症の原因になっている可能性はやはりあると思われます。スギやヒノキの花粉は多数あります。

 今日のまとめ:シラカバの花粉は相当離れた場所から風に乗って飛散してくる可能性があります。私の原因の花粉は未だに不明です。でも、シラカバ>ハンノキの可能性がやはり捨て切れません。
 不快指数;医院5%、自宅5%、外0%(マスクなしで)


< 平成17年4月24日 (日曜日)>

 ほぼ完全に私の花粉は終焉したようです。今日は全くマスクなしで過ごしました。午前中は加賀市山中町の友人の家をお邪魔しました。外はなんともありません。家の中には花粉が残っているようで、多少鼻がぐずぐずしました。できるだけ口で息をしていました。午後には黄砂でどろどろになった自宅の車を車庫内で洗車・・、なんともありません。
 夕方は町内の総会に出席、その町民会館内には花粉が床にたまっているようで、鼻がぐずぐずしていました。マスクをして難を逃れました。

 ほぼ花粉の飛散は終了した印象です。ただ何が原因かは不明のままです。ごくわずかの花粉でも症状が出るのだと思いました。

 今日のまとめ:スギやヒノキの花粉症の方もほぼピークは超えているのだと思います。もう暫く大変でしょうが、マスクなどの予防を徹底してください。
 不快指数;医院0%、自宅0%、外0%・・人の集まっている場所30%(マスクが必要です)


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< 平成17年4月25日 (月曜日)>

 今日は曇り〜晴れ。今朝始業前に散歩にマスクなし、ジャケットなしで外に出ました。全く症状は出ていません。
 一昨日観察した花粉のうち、ハンノキの写真を撮り直して見ました。
 この四角形に見えるのがハンノキの花粉です。四隅にあるのが、花粉管だそうですが、ハンノキは4つか5つの花粉管があるそうです。四角形のものと5角形のものがあることになります。4角形の方が多く認められました。

 午前中の時間のあるときに、長野県の保健所に電話してみました。長野県はシラカバが多いですから、シラカバ花粉の方が結構おられるのではないかと想像したためです。保健所では、花粉症の取り扱いが、長野県環境保全研究所が担当していると言うことで、そちらを教えてもらいました。
 担当の方に、金沢市の一開業医であることを告げ、シラカバの花粉症について、北海道でポピュラーであるから、長野県ではどうかとたずねてみました。でも、長野県ではまだシラカバの花粉症の方の例があまりないようで(調べられていないようで)シラカバの花粉については情報収集、調査をしていないとのことでした。そこでOASについて話をして、今後シラカバ花粉での症例が出てくるかもしれないことを伝えました。上層部にこの内容を伝えて検討してくれるとのことでした。
 とてもありがたい話ですね。
 シラカバ花粉とOASについて
 ・・ある皮膚科の先生のホームページでしたので、リンクの許可がとれたら、再度リンクいたします。

 本日英文の文献をあるメーカーさんに依頼しました。何かヒントが得られるといいのですが。
 ついでに私の採血をして、シラカバ、ハンノキを出してみました。どんな結果が返ってくるのか・・。これがだめなら完全に暗中模索状態になりそうです。

 今日のまとめ:いろいろと動いてみるしかないかもしれません。大学の同じ医局の先生に頼んでみようかとも思い始めました。ついでに面白い結果だったら、英文の論文でも書いてもらおうかとも思います。
 不快指数;医院8%、自宅0%、外(マスクなしで)0%、医院の中には、どこかに花粉がたまっている印象です。チリをサンプリングしてみようかとも思います。


< 平成17年4月26日 (火曜日)>

 本日にてこのコーナーは終了いたします。結果が出たらご報告するつもりです。
 来年は花粉の飛散が少ないことを祈ります。


< 花粉症のまとめ >
 4月の最終週より、外では全く鼻炎症状、アレルギー性結膜炎症状は生じていませんでした。しかし、家屋の中では飛散した花粉が残存しているようで、花粉症症状は時々生じていました。
 4/25再度採血して、シラカバ、ハンノキを調べましたが、結局いづれも陰性でした。その後ハルガヤも追加で検査しましたが陰性でした。
 いったい何がアレルゲンなのでしょうか。全く解らない状態になりました。

 5月の連休の5/4-5/5に子供らと大阪のUSJに行ってきました。その際、ジェラシックパークのアトラクションを待っている際に、草木が生えている場所で鼻症状、眼症状がでました。マスクをして難を逃れましたが、推測するにかなりポピュラーな雑草の花粉なのだと思いました。

 3月下旬から4月にかけて、明らかに以前から花粉症だと自覚されている方のRASTの検査の中で、私を含めて5名の方が、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカバ、ハルガヤが陰性の方がおられました。
 現時点で何がアレルゲンなのか不明なままです。このかたがたの血清は凍結保存してありますが、いつかヒントが得られたら調べてみようと思っています。


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